飲み会ロジカル

以前バイトしてた時にバイトに新しく入った女の子の歓迎会で飲み会があったんだけど、その女の子が僕に
「私って、猫被ってるんですよー」
って言ってきたの。
「は?」ってなった。ちょっとよく意味がわからなくない?
だって「猫被ってる」って事を他人にカミングアウトしちゃったらもうこの先どんなにカワイコぶろうと
「あ、こいつは猫かぶってるんだっけ」
って気づかれて全く意味無いような気がするんだけどあえてそう言ってきたってことはなにか深い意図や綿密な計算があるのか、いや、もしくはリアルに「猫」を被っているというテリブルかつすごく深刻なカミングアウトなのか、いやこいつ馬鹿なんだな、とか考えてたらすごく混乱して、もうこれは僕を何かに陥れようとする引っ掛け問題なのかとかなってもしかしてこの状況は非常に危ういピアノ線を張り詰めたかのようなバランスの上で繰り広げられている巧妙な心理戦の幕開けなのかとか思い出してもうほんと超混乱して、頭の中にはおそらく食べた後の動物の皮を被って誇らしげにしているのであろう『着ぐるみ熊のプーさん(熊だからなんか着ぐるみ被ってる状況がリアルに見えるのね)のぬいぐるみ』とか『ご当地キティー』とかがグルグルしだして、もうこの状況で僕が何を言っても全てが予想されつくしていて確実にその裏の裏の裏をかかれるような気がして超怖くなってブルブル震えて何も言えなくなってガクガクしながら逃げるように家に帰りました。
マジ怖かった。