北海道はすごい大自然なんですってば!!

支笏洞爺国立公園を通ったらば、周りは真っ黒な森林地帯。人も住んでいないという支笏湖、ビフエ峠間。何キロも眼下に続く大森林と立ち込める濃霧に思うのは、「ここに迷い込んだら本気で死ぬかもしれない」というリアルな恐怖(携帯も圏外)。本州とは自然の力強さがけた違いです。もう、外国です。しかし、さらに驚いたのは、その大森林のいたる所にぽっかりと開いた木々の穴。中には100Mはあろうかという範囲の木々がなぎ倒されている。点々と怪獣が歩いたようなこの破壊は去年訪れた台風によるものらしい。その台風は、50年前に、青函連絡船フェリー「洞爺丸」を沈没せしめた「洞爺丸台風」と同じほどの強大な台風だったとか。
しかし、その傷跡を観てもなお、破壊と再生や連鎖といった、自然の底力を確信させるわけで、本当に北海道の自然は雄大です。こんなところには本当に魔化魍が潜んでいるのではないだろうか?そんな考えすら浮かんでくる。
夜、ポスターカラーの黒のような闇。濃霧の立ち込める中空に、忘れた頃に通り過ぎる車のヘッドライトが伸びてゆく。魔に襲われることを恐れた人間の精一杯の魔よけのともし火のように見える。
携帯の画面にでかい蛾が集まってきて驚きながらもその闇のなかへ踏み入ると、前後不覚に陥る。歩いているのか眠っているのか。不思議と、感じるのは心霊などへの恐怖というよりも、精霊や神のようなものへの畏怖だったり。この土地に流れている生命力は目に見えてくるほどに色濃く、おそらく息づく生命も東京とはけた違いなんだろうと思う。呼吸を感じる。俺の呼吸か?誰の呼吸だ。遠くにかすかに聞こえるあれは滝の音か?巨大ななにかの這いずりかもしれない。人間は弱いと感じる。自分が闇の一部になったような錯覚、心地よい。安心する。

…と、まあ、信じられないくらいの大自然なんです。って、そんなことと関係あるわきゃあないと思うけど。

さっきから、北海道のパソコンで更新しようとしてんのに、すぐにフリーズしすぎですから!!
今回、直木賞取れるくらい素晴らしい文章書けたのに、全部消えたわ!すげーな大自然!まいった。最悪だ。あーもう書けねーよ、あれもう書けねーよ、どーしてくれんだよまた消えたよ!しまいにゃあ一行一行日記登録しながら書くしかねーよ。重労働だよ、もうわかったよ、大自然には勝てませんって、だからせめて10分くらい持ちこたえてよーもー。RSRFesすげー心配になってきたよー!!!!