亀は意外と速く泳ぐ

この前、「亀は意外と速く泳ぐ」を見てきました。

意外とすごく面白かった。なんか、TVで結構有名な監督さんなんですね、三木聡
ストローで肝臓を作るのを真似してみたけど意外と難しい。上野樹里は簡単そうにさくさくっとこなしていたけど。
蒼井優のはじけっぷりも素敵でした。
ちなみに亀の泳ぐシーンはありませんがお勧めです。
映画は結構映画館で観るflambergeですが、最近のお勧めは
「クジラの島の少女」ですね。あ、最近でもなんでもないですね。

クジラの島の少女 [DVD]

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あの映画は面白いです。だって、原題「WhaleRider」だもの。原題のままでいいじゃん!かっこいいじゃん!仮面ライダーのRiderじゃん!
ホテル・ハイビスカス [DVD]あと、「ホテルハイビスカス」が好きですね。
子供の頃ってこういうこと実際にあるから。なんか、すごく子供の頃のあのドキドキ感を思い出しました。そして親子愛と。



あと、やっぱり、面白いものって、高揚感が大事だけど、違うベクトルでリアリズムってのも結構大事だと思うわけです。リアルに裏打ちされた感動ってのは深いわけです。
リアルなものって言ったら
森達也監督の「A」と「A2」。A2 [DVD]
僕たちの住んでるこの世界は、白か黒かではっきりわけられるものではないってのを改めて実感。「敵」と、ただ決め付けるのは簡単でわかり易くて気持ちいいかもしれないけど、相手も同じ人間で、一人一人に自分と同じだけの人生がある。意外と深く考えてないことかもしれないけど、この映画を観れば、嫌でも考えさせられるって感じ。
面白いです。
そういえば、関係ないけど敵を味方にっていうか、敵だったものを抱え込むっていうか、そういうふうなノリって結構好きかも知れない。「ハウルの動く城」の荒地の魔女とか、敵か味方かわからないって感じとか、「仮面ライダー555」の草加くん(村上幸平)の感じとか。関係ないけど。
で、以前、「A2」公開記念の森達也監督の作品上映会を東中野でやってて、「職業欄はエスパー」というのを観ることができたんだけど、これも面白かった。リアルだった。ま、ドキュメンタリーだから。舞台の上で、森監督と、あの、超能力少年の清田さんが対談するのも観てました。清田少年といえば、MMRでもお馴染みなわけで、でも、やっぱり超能力少年にも人生があって、いいおっさんになってました。
超能力信じる、信じないとか議論する前に、この作品を観たらいいと思う。TVじゃやらないだろうけど。
とても勉強になりました。ちなみに僕も、一円玉何枚か重ねておでこにつけることができます。意外とだれでもできるもんです。いっちょ信じてやってみてください。
あと、是枝裕和の作品は、リアルさを上手く表現していて、面白いです。わざとマイクつけないで録音したり、素人さんに、完全にアドリブで喋らせたり。
ワンダフルライフ [DVD]一番好きなのは「ワンダフルライフ」ですかね。
でも、「幻の光」もいいな。とにかく、リアルさにこだわって作られている監督さんなので面白いです。
「誰も知らない」はねー。僕は男だけど、柳楽優弥くんに妙に惹きつけられるんだよね。彼の雰囲気、かっこいいっつーか、彼は魅力ある俳優さんですね。
誰も知らない [DVD]
あの話はほんとひどいと思います。誰も悪意がないところがエグいです。
韓花恵扮する女子高生の存在でかろうじてファンタジーしてるけど、あの子いなかったら目も当てられません。観た後、ちょっと、気分が悪くなって頭がくらくらした。これもリアルの力か。
余談だけど、「世界の中心で愛を叫ぶ」は、先行オールナイトで観に行きました。だって、『殿堂入り』長澤まさみ ちゃんが出てるから。すげーかわいいから。
でも、正直面白くなかったんだよね。多分ねー、柴崎コウがいらないんだよねあの映画。勝手なこと言うけど。ドラマも、なんか惰性で観ちゃったんだけど、これは結構面白くて。何で映画面白くないのかなって。そこで、あの監督さんが撮ってる映画結構たくさん観てるけど、全部面白くなかったってことに気づいたんだけど、気のせいだろう。監督が悪いなんてことは気のせいなんだ。
あと、「SMOKE」っていう洋画が感動しました。あれも、リアルさってことなのかな。とにかく、「セカチュー」なんかより、全然お勧めです。
でも、「黄泉がえり」はけっこう好きだったりします。
やっぱり、死んだ愛する人が帰ってくるってこと以上の感動なんて無いと思う。実際に自分の立場で想像したら、すごいもん。やばいもん。

あと、おそらく多分これ以上ないってくらいリアルなんだろう、「ディープ・ブルー」。
あれはすごかった。観たほうがいいっすよ。

ていうか、感想で言えばシャチ最悪。もう、僕、シャチ大嫌い。あいつらさー。
ま、シャチは子供に狩を教えるため、獲物のアザラシを尾ひれで空中にブン投げたりするじゃないですか。まあ、あれはよしとしよう。内臓飛び出たアザラシがオーケストラをバックにスローモーションでくるくるするのには、こっちもちょっとうけちゃったし。なんか、たまに狩るとき浜乗り上げすぎちゃって戻って来れないやつとかいて、それなりにリスクあるらしいし。
でさー、鯨がね、すっごく長い間、子供を付きっきりで育てるわけですよ。10ヶ月以上お腹の中で大事に育てて、たった一匹の子供を生んでね、大事に大事に育てるんですよ。
そして、海流に乗って親子二人で旅してたら、
はい、シャチ登場ー。群れで登場ー。何匹かがお母さんと子供の間に割り込んで離しまーす。
で、何匹かでお母さんにちょっかいかけて、キレさせて周りを見えなくしまーす。
はい、子供攻撃ー。ごちそうさまー。もう、やり方がきたない!つーか、それはいいとしよう、だって、生きてくためにシャチも食べなきゃいけないって…。はい、そこ、違うんです。そこなんです。あいつら!
あいつら、子供鯨の下あごと舌しか食べないんです!!あとは放置です!9割放置。グルメです!あいつらグルメなんです!最悪のグルメです!10ヶ月以上大事に大事に育てたわが子がちょこっとだけ食われて、死んじゃって。死体放置。一人で旅を続けるお母さん鯨の背中がすごく可哀想。シャチ、マジ最悪。画面観てたらあいつらの言葉が聞こえてくるようだった。
「お、獲物ハケーン」
「うわ、こいつ、マジでキレてんだけどーチョーウケる」
「おまえ、下あごと舌以外食うとかありえないっしょーないないない」
「もう、いらなくね?」
み・た・い・なー!!!
まじ最悪。シャチマジ最悪。
さて、
世界は広いし、まだまだお勧めの映画はあるけど、多分、明日の仮面ライダー響鬼のほうが面白いよ。だって、モッチー(森絵梨佳)のチアだもの。
関係ないけど、響鬼の公式HPの人物紹介のあきら(秋山奈々)は、腕組みしててちょっと偉そうで可愛いよね。偉可愛いよね。

そして、九月公開の響鬼の映画が、きっと、僕にとってお勧めな映画になることでしょう。
あ、そういえば555の劇場版もいいよ。だって、僕出てるし。

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