仮面ライダーイナゴ。

http://d.hatena.ne.jp/appleshake/20051225
こちらで、でかいバッタのお話が出てます。ていうかそれ仮面ライダーじゃね?
でも、僕も見たことある気がしてんのよ。子供の頃に。確実に殿様以上のやつ。頭に靄がかかったようにどうしても上手く思い出せないけど、でかいバッタを頭の中で思い描いたとき、既視感感じるもの。
こういうことってあるよね。皆、子供の頃には不思議な体験してるのよ。でも、その記憶は大人になってからは絶対に思い出せないようなルールになっている。と。……かもしれない。と。
ちびまる子ちゃんの何とか劇場でもそんなような話があったな。

ふーん、でかいバッタねえ……あんま関係ないけどイナゴとバッタってどう違うの?イナゴ……姉御?ドラマの?

  • イナゴといえば大量発生じゃね?

大量発生の草分け的存在―イナゴ。
昔のハウス劇場とか、わからんけどアニメとかなんかの定番として(現実にもあるんだろうけど最近あんまり見ない)よく観たのが、
イナゴが大量発生しましたー。で、麦とか、なんか重要な穀物系の畑が食い荒らされて、もう今年の冬は一体どうやって越せばいいってゆーんだ!!11
みたいなお話(最近見ないけど。あ、でも「まるみえ」とかではまだイナゴの大量発生見れるのかな?)。
もう、大変なわけですよイナゴが大量発生したら。食べ物がなくなって村人(?)とかが餓死しちゃうわけでしょ?そりゃほんと大変だ。
そんで?あとイナゴってーと……

  • イナゴといえば佃煮じゃね?

ゲテモノ食いの草分け的存在―イナゴ。
都会っ子が夏休みとかのロンバケに、親にくっついて田舎のおじいちゃん家に帰省したりすっと、とりあえずなカルチャーショックの表現としてよく用いられるのがご存知「イナゴの佃煮」ですよね?人生で初めて知るゲテモノ食い。それがイナゴの佃煮。それをバクバク食ってる大人たちが自分とは全く異なる存在なんじゃないか、と嫌悪感を抱き、そしてそれは、第二次性徴のきっかけになるかどうかは知らんけどとにかくそういうことじゃないですか。(これも最近全く見ないけどな)
確かに、イナゴがそのまんまの姿で甘く佃煮られてるんだもん、あれはちょっとキモイよね。でも、食うと意外に。小魚の佃煮(?なんかさっきから表現が曖昧だけども)とかとそんな変わらん味で。あ、イナゴって食えるんだな、と。見た目ゲテモノでも案外いけるものも世界にはあるんだという新知識を吸収し、いかに世界は広く、いかに自分が物知らない子供なのかということを痛感させられる、クソ生意気な子供の鼻っ面へし折る超便利なお手軽教育アイテム、イナゴの佃煮。後世に残したい日本の文化暫定何位?とかどうでもいいけども。
とにかく食えるわけですよ。見た目バッタだけど。珍味ですよ。

さて。イナゴはこういう感じなわけだ。ほほう。

って、ね?上記の二つのイナゴ事項をつき合わせた時に感じるこの違和感。

おまえらイナゴが大量発生して食うもん無くなったんならイナゴの佃煮食ってりゃいいじゃん!!111


ほら、なーにあわててんだよ村人。さっさと捕まえりゃいい。今なら入れ食いだろーが。で、煮ろ!

たいしてオチてねえな……。