仮面ライダーカブト 第4話 俺がお前の涙を止めてやる!クロックアップ!

すごかったですね。マジすごい仮面ライダーカブト。こんな素晴らしい『第四話』はいまだかつて観たことが無い。プラネテスくらい感動したと言っても過言ではありませんきっと。

サバはいつまで引っ張るの。

とりあえずひより(里中唯)ですけど、今週遂に天道(水嶋ヒロ)を意識しだした様子で嬉しい。なんでかはわかんないけど嬉しい。
天道と二人で皿洗いするシーンはすげー素敵でした。ちょっと天道を見上げたりして。可愛い。
それはそうと、ひよりは物語の鍵を握る人物ってゆうことだけど、今回、あれ?こいつたいして何にも知らねーなってことが判明したと思う。
ひより「僕、この前変なのに襲われて、そしたらさらに変なのが現れて変なのを倒してくれた」
天道「そいつは本当に変だな」
面白かった。

どうせ食べるなら、まず最初に最高のものを食べなさい。

樹花(奥村夏未)が天道語録を言い出した。そりゃそうか、おばあちゃんの語録なんだから妹も継承して当然よね。最近奥村夏未が超可愛いと思う。喋るトーンが全部一様に高くてうるさ可愛い。最近のキリンプロはあれですか?可愛い「えくぼ」が共通項ですか?とゆうか「えくぼ」のある可愛い女の子集団=キリンプロ?とにかく天道と妹の序盤のやり取りは微笑ましかった。二人で腰に手を当てるポージングでキメてたのも素敵だ。
きっと、天道妹はファーストフードなんて食べたりしないんだろうなと思った。そこら辺の教育は天道によって完璧だろう。天道に育てられたら、すげー人物に育ちそう。恐るべし教育能力。
加賀美(佐藤祐基)の
「こんな広い家に二人で住んでんの?東京タワーもそこだし」
とゆう質問に
「寂しくないよ?お兄ちゃんと一緒だから」
って回答はちょっと何個か会話をすっ飛ばしてる感じで可愛かった。きっと樹花にしたら、そこは絶対言っておきたいポイントなんだろうなあとゆう感じ。
あと、思ってないです。樹花と加賀美の約束シーンを見てパネルシアター的なものを思い出したなんて思ってませんから。そこは絶対言っておきたいポイント。

バイクは盗ったまんまでいいのかな。

そこだけひっかかってるけど、別にいいのかな?きっと今後正統な理由が付与されると思うけど。

そして来た!今週の主人公は加賀美。そしてワームは超怖い。

今週なにが驚いたって、加賀美が甲子園に行ったことがあるってのが一番驚いた。
冗談はさて置き、今週は序盤からお話が読めるから、観てて加賀美が辛くて辛くて、もう、話の盛り上がりとかどうでもいいから、あれ(佐々木和徳)は本当に弟でしたー、皆さんお騒がせしました!さあ、皆でサバ味噌パーティー*1だ!!ってゆうオチを半ば本気で期待してしまいました。だって可哀想過ぎる。
加賀美が何故ワームを憎んでいたかが、変に引っ張られずに四話目であっさりと謎が消化されるあたり、実に潔くて、ストーリーの底力的なものを感じさせて格好良いなあと思う。別にそんな謎に頼らなくても全然イケますから的な。
以前から思っていたけど、「死んだ人が帰ってくる」形式に含まれるストーリーほど感動的なお話は無いんじゃないかと思う。また、それだけ、人が死んでこの世からいなくなるってのは本人も残された人にとっても非常に辛いことだと思う。
加賀美は今回ので、2度も弟を失う喪失感を味わったことになってすごく可哀想。
とゆうのも、ワーム自身も言っていたけど、その人の記憶が全部あるならそれはもう、その人と言っても過言じゃないんじゃないの?と思うから。何が自分たらしめているかと言ったらやっぱり「記憶」だと思う。
ひょっとして、そこもコピーできるワームは実はすごい発明ってゆーか、すごい感動的な生命体なんじゃないか?みたいな考えも浮かんでしまいました。
実際、今回加賀美も擬態されたとして、まあ『人間として子孫を残せない』とか問題はあると思うけど、間違いなく兄と弟はもう一度キャッチボールが出来るとは思う。
んで、なぜそうなっちゃいけないからカブトが倒さなくちゃいけないのか考えたら、『ワームは人間を襲うから』ですかね?でも、なんで人間を襲うのかね?擬態してみんな楽しく生活していけばいいじゃん。そこの「ワームの真の目的」の部分はいまだ描かれていないので、こんな不謹慎なこと言ってますが、おそらく「人類絶滅を狙ってます」等の許せない真の目的が今後明かされていくことでしょう。あいつら、別に擬態するだけで人間を食べたりしないし、殺さないと擬態できないってワケでもなさそうだし(第3話より)、ほんと、イマイチ意図が読めないとゆう。
今回唐突に加賀美の弟が加賀美に接触してきたのは、冒頭にワームが天道を見下ろしてた点から見ても『ライダーベルトを奪うか、もしくは情報を探るため』に他ならないので、そこを考えると、ワームの中の弟、亮の記憶がアニキに会いたがったわけではなくて、あくまでもワームの実質的な利益の追求による茶番劇なんでしょうねえ全部。酷いぜワーム。
それを考えると、さっき、「記憶が全部あるなら、そいつ自身」みたいなこと言いましたが、ワームの意志が優先されるという事実は不変なようなので、もう彼は『弟』では無い!と言い切れるかと思います。
第3話を見た限りでは、擬態された人間の人格がワームの意志に完全に縛られるわけではないのかも??とゆう印象を受けて、よくわからなかったんですが、今回で決まりですね。ワームは滅ぼすべき悪だね。
弟が今まで加賀美になんの連絡もしてきてない事実からも明らかですね。
でも、引っかかってるのはワームの台詞です。
「俺の仲間が兄ちゃんに擬態したがってる」
普通に考えて、誰でもいいだろ!?と思うけど、もしかして、亮ワームの人間の記憶の部分が、にいちゃんとまた野球したいと考えたのか?とか、ワームもどうせ擬態するなら、先に擬態してる仲間となんらかのつながりのある人物の方が嬉しいのか?とか考えちゃって、ひょっとしてワームも寂しがり?みたいな。
でも、さっき理解したけど、加賀美はまがりなりにもゼクトの人間で、ゼクト総司令の息子だからだわ。加賀美はあんなだから情報も少ないだろうけど、無いよりはマシ。それに、内部の人間を暗殺するのにも便利そうだし。
でも、あのワーム、その燃えかけの野球ボールをずっと持っていたのは何故だろう?そこらへん、ほんとうに、亮の記憶が(ry
しかし、ここまで考えるとワームはせっかくゼクト総司令官の息子(亮)をコピーしているのに、もっと有効な使い道は無かったものかと思います。まだ亮の格好しているってことは2年前からずーっと擬態対象を変えてないってことだよね?せっかくそこまで温存してたのに。
あ、それとあいつ、結構簡単に擬態解いちゃったよね。あれ?って思った。ゼクトルーパーに囲まれたくらいで。別に攻撃されても効かないんじゃないの?それとも、人間の格好だと、撃たれたら死ぬのか?いや、1話で警備員は顔撃たれても平気だったし違うな。なんであんなに簡単に諦めたのかな。俺がワームだったらもうちょっと長い間人間を装って加賀美を困らせるな。そして、死ぬときも加賀美の心に傷がずっと残るような台詞を吐くな、腹いせに。←極悪。
とにかく、今週で、ワームってのはあれだけ超残酷なことを平気でやってくるものすごく恐ろしい悪い奴らってのが伝わってきたので、天道がワームをぶっ殺す、そこに一片の同情も無いです、これからは。あいつらヒドすぎだよ。しかも、かなり組織として統率されているっぽい。
それはそうと、コミュニケーション不全のひより一人にビストロ・サルを任せて丸一日バイトをサボる加賀美もかなりヒドすぎだと思います。きっとひよりのことなので、ミスは水をこぼしただけでは絶対に無いと思う。もっとひどい失敗もやらかしたことでしょう。全部加賀美のせい。てゆうか加賀美はいっつもひよりの両肩をガッ!って掴むけど、あれマジで痛そう。

天道お金無いのか?

サバを全部加賀美名義にするとは、彼は余裕ぶっこいてるけどお金ないのか?と。
まあ、でも、天道ならいざとなれば株でもやれば一瞬でアレだと思うが。
いや、実際は、先週の加賀美が「俺が最高のサバをプレゼントする」ってひよりに言ってしまっていて、天道は変に誠実なところがあってその言葉を忠実に守ってやったにすぎないので全部加賀美の自業自得なんですね。

男は拳で語る

天道と加賀美殴りあって、鏡の被害の方がかなり甚大で面白かったっていうか、マジ熱いよね。ああゆう古典的な格好良さ、素敵です。しかも、一見へなちょこパンチに見える加賀美のパンチで、天道には加賀美の本気度がしっかり伝わっているとゆう。

クライマックスの戦闘すごくね?

クロックアップしたら雨が!!!11
超格好よかったです。
で、思うのが、これだけ戦闘で魅せようと思ったら、普通「戦闘がすごい」だけの回ですってだけでも全然OKだろと。
それなのに、戦闘シーンだけじゃなくて、加賀美の葛藤と、それを内包する天道の格好良さみたいな最高に盛り上がるストーリーもしっかり力入れて作ってて、その二つの要素が合わさって「加賀美の心情を表す雨の中でのクロックアップ戦闘」とゆう超絶の盛り上がりを見せてくれて、これは物凄いエピソードですね、カブトはマジすごいですねとゆう。しかも第四話かよ!と思いました。過去最高なんじゃないですか?これ。
具体的に言うと、天道が攻撃しなくて、
「決めるのはお前だ」
ってところ、殴られ中なのにしっかりと加賀美を指差すってのが非常に格好よかった。
加賀美がクチビルをかみ締めながら
「カブトォ!!頼むっ!!」
って言った時、身の毛がよだった。「マジすごい」っていうものにであうと感じるあのゾクゾク感。やべえ!これ面白い!と。
しかも天道は、基本的に無言で加賀美に応えてて、すごく格好良かった。男と男のドラマとゆうか、男なら拳で語り背中で泣け*2的な。
加賀美が最後に
「天道!」
っつって、ヘタレな加賀美は一体何を言い出してこの最高のクライマックスに水を差すんだろう、まさか文句でも言ううもりかと勘ぐったけど、もう、水を差すわけが無い。
「俺はいつか、お前を越えてやる!!」
この台詞が最高だと思った。この台詞に行くまでに加賀美はカブトの戦闘を見つめながら弟のこととか自分の不甲斐なさとか色々考えて、そうゆうこともすでにに自分の中で決着をつけてるぜ、か、勘違いするなよ、俺はそんなに弱くないからな、的な?
とにかく色々な感情が込められた名台詞だと思った。
そして、加賀美に無言でボールを投げる天道がまたダメ押しに格好良過ぎ、てゆうか、あー今この瞬間天道と加賀美は本当に友達になったんだな!と感じた。
おそらく、今週の前半で、天道は樹花に加賀美のことを
「別に友達じゃないけどな」
って言っていたが、もしこれからああいう機会があったら友達だと認めるんじゃないだろうかとゆう。
ほんと、この第四話はプラネテスくらい感動的な超面白いエピソードだと思います。
カブトすごいわ。

ここんとこに、今回のCGを頑張った話が載ってる。お疲れ様です。
作った人は、すげえ頑張っちゃう人らしいです。
キャストオフする予兆のアーマーの裏側まで精密に描こうとしちゃう人らしい。
「プロですから、テレビ番組のペースで仕上げていかないと。」とか、ちょっと怒られてるし。でも、それだけ頑張ってくれたおかげでこちらは大満足です。すごいシーンでした。ありがとうございます。

(追記)

来週出るロン毛のおっさんは、忘れもしない、ファイズで超悪徳な警察の偉い人みたいな役で、長田さん(加藤美佳)を殺すに至ったあのロン毛の人では無いですか?
まーた悪いことやってくれそうですね。
ゼクトも、天道が勝手に変身してムカつくのはすごく分かるんですが、ゼクトルーパーが天道のところに飛んでいくのをガードとかできないものなんですかね?やっぱりオーバーテクノロジーだから?

さいごになりましたが、最後のヒーロータイムの奥村夏未が可愛いかった。
冒険が人間を強くするらしいね。

*1:このパーティー名もすごいけども

*2:なにコレ?